渡口政吉先生と尚禮館空手

沖縄県那覇市。1917~1998

 

16歳で比嘉世幸道場入門(剛柔流の祖、宮城長順先生唯一の道場)。

昭和29年、空手道剛柔流研究所を発足、後に尚禮館となる。

 

道半ばで亡くなられた宮城長順先生の構想と意志を受け継ぎ、普及型第一、第二、第三、

撃砕第三、撃破第一、第二、鶴破第一、第二、白鶴、各型の分解組手、基礎組手初段から十段、

古流型の分解組手、少年用リズム空手、リズム棒術など、未完成だった

宮城長順先生の指導体系を完成させた。

 

               渡口先生は空手は沖縄の格調高い武術であり、文化である。仏教の座禅の対し、立って行う立禅

               (空手の道は禅の心)である。

               空手の修練は人の道に至ると空手を大事にされた。守礼の邦の沖縄で生まれた空手、礼を尚ぶ

               、琉球の心である王・尚家の尚と、守礼の礼を頂き、尚禮館と命名された。